みなさんこんにちは。【お墓の字彫りやさん】石の丸進 久野全弘です。
連日の猛暑で皆さん夏バテされておられないでしょうか。
この気温も災害認定されるほどに厳しい夏になって来ておりますので、お墓まいりの際もくれぐれも熱中症対策を忘れずにお出かけ頂きたいです。
今回は、皆さんにお墓の花立図柄彫刻を紹介します。
前回、facebookの方でも投稿した梨地彫刻です。facebookでは洋風のお墓に彫刻したサクラ図柄でしたが、こちらでは花立に彫刻したサクラ図柄をご覧頂きます。
梨地彫刻というのは、彫金の世界で使われている彫刻技法です。
この石材の業界には、洋風のお墓が流行り始めた頃から、立体彫刻や梨地彫刻といったような彫刻をお墓に取り入れるようになりました。先祖を偲ぶお墓のスタイルから、故人を偲ぶお墓のスタイルに変化してきたのでしょうね。
花立に花柄を彫刻する場合、左右対称の花柄で一般的には花が内側を向いてるように彫刻します。
梨地彫刻をする場合も同じではありますが、梨地彫刻の場合は図柄を選定する際に、必ず線で描かれている図柄を選択しなければ梨地彫刻は表現できません。
梨地彫刻は、線で描かれているアウトライン部分を先ずは深く彫りあげ(5mm〜6mm)、その後花びらのような中心部分のマスキングゴムをめくり、花びらの部分をさらっと彫刻するような技法です。
文章力が乏しく、ご理解頂けないかもしれませんが、サクラ図柄の梨地彫刻完成写真と、その原画を掲載いたしますのでご覧頂きたいと思います。
ちょうど今、お墓に彫る文字をご検討中で気になられた方は、一度こんな感じの物が彫りたいんだけど?と石屋さんに相談されてみては如何でしょうか。
お盆が近くなって参りました。お盆前までに彫刻させて頂く戒名のご依頼もあり、皆さんがご家族揃ってお盆にお墓参りが出来るよう私共も暑い中頑張っております。
はい、今回も最後までお読みいただき有難うございました。